工務店の総合的情報を解説
工務店とはどんな仕事をする場所か
「建設業」における「工務店」の法律としての定義はありません。
しかし、概ね「主にそれぞれの地方を基盤として戸建て住宅の建設や修繕等を行う業者」のことを指しているというのが、業界での認識となっています。
「家はハウスメーカーから買うのではないのか?」と考えている人も多いかもしれませんし、それは間違ってはいないのですが、売買契約を結んだあと、その家を「誰が建てるのか」という部分において「工務店」の出番となってくるのです。
工務店は、ハウスメーカーから建設する住宅の使用や工期、予算を確認し、それぞれが雇っている大工、鳶、左官などの職人に指示を与え、実際に建てていくという役割を担っているというのが、実際の概要となります。
「工務店」の種類など
工務店には、その規模によっていくつかの種類に分類することができます。
ひとつは、拠点を置く町などを対応の範囲とし、その地域の住民からの依頼などを経営の基本としている小さな工務店で、多くの人がイメージする「工務店」は、このスケールの工務店であることが多いかと思います。
次は、東京や都会に本社を置き、各地方に「フランチャイズ」として工務店を置いているというスタイルで、これらは技術や人材をどこでも一定のクオリティを保ったまま提供できることが強みです。
受注から施工まで全てを自社で対応できる工務店もありますが、こういった工務店は、寺社仏閣などの特殊な建築を専門としている場合が多いです。
もしも工務店に作業依頼をするときは、自身の目的に合わせて選択するとよいでしょう。